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懸賞手帖 KENSHO TECHO

当選 DM の文面パターン集|本物と詐欺を文面から見抜く

当選 DM の本物・詐欺それぞれの文面の特徴を、典型的な 5 パターンに分けて並列比較します。同じ「ご当選おめでとうございます」でも、本物と偽物では構造・要求内容・敬語の使い方が大きく異なります。

安全 読了 10 分 公開: 最終更新:

当選 DM の詐欺対策 で典型的な詐欺手口を整理しましたが、実際に DM を受け取った瞬間に「これは本物か詐欺か」を判断するのは慣れていないと難しいものです。

この記事では、本物の当選 DM と詐欺 DM の文面そのものを 5 パターンに分けて並列比較し、どこを見れば見抜けるかを具体的に解説します。文中の例文は、公的機関の注意喚起で示されている典型手口をもとに編集部が構成したサンプルであり、実在の企業・キャンペーンのものではありません。

この記事の位置づけ:本記事は専門家による監修記事ではなく、警察庁・フィッシング対策協議会など公的機関・団体の公表情報と、編集部の掲載前確認実務をもとにまとめた一般的な解説です。手口は日々変化します。被害に遭った・不安がある場合は、記事末の公的相談窓口をご利用ください。

パターン 1:冒頭の挨拶

本物の例

このたびは「春の冷凍食品祭り」キャンペーンにご応募いただき、誠にありがとうございました。厳正な抽選の結果、お客様にはデジタルギフト 3,000 円分のご当選が決定いたしましたので、ご連絡申し上げます。

詐欺の例

ご当選おめでとうございます!あなたが選ばれました🎉🎉🎉 賞品お受け取りのお手続きをお願いいたします!

見分けポイント

  • キャンペーン名が具体的か:本物はキャンペーン名・主催者名・応募内容が必ず特定できます。詐欺は「あなた」「お客様」のみで具体性が欠けます
  • 絵文字の過多:本物の企業 DM では、ビジネス文書として絵文字は最小限です(あっても 1 つ程度)。連発する絵文字は警戒シグナル
  • 「選ばれました」表現:本物は「抽選の結果」「ご当選が決定」と手続きを明示しますが、詐欺は「選ばれた」と漠然と書く傾向あり

パターン 2:要求される情報

本物の例

賞品の発送先につきまして、下記の情報をご返信いただけますでしょうか。

・お名前(フルネーム) ・郵便番号 ・ご住所 ・お電話番号(配送業者からの連絡用)

※いただいた情報は賞品発送のみに利用し、発送完了後に破棄いたします。

詐欺の例

賞品発送のため、下記情報をお手続きフォームよりご入力ください。

・お名前、ご住所、電話番号 ・生年月日(本人確認のため) ・クレジットカード情報(送料決済のため) ・運転免許証の画像

見分けポイント

  • 要求情報の範囲:本物は「賞品発送に必要な情報のみ」を尋ねます。詐欺はクレジットカード情報・生年月日・本人確認書類など、賞品発送に不要な情報を求めます
  • 情報の利用目的を明示:本物は「賞品発送のみに利用し、発送完了後に破棄」など、利用目的と保管期間を明示します
  • 「送料決済」の名目:本物の懸賞は送料を主催者負担で行います。送料を応募者に求めるのは詐欺の典型パターン

パターン 3:返信方法・期限

本物の例

お手数ですが、6 月 5 日(木)23:59 までに本 DM へのご返信、または下記の応募者専用フォームからご入力をお願いいたします。

https://campaign.brand-name.co.jp/winner-form

※期限を過ぎますとご当選が無効となります。ご了承ください。

詐欺の例

24 時間以内に下記 URL からお手続きを完了してください。期限が過ぎますと当選権が失効します。

https://bit.ly/3aBcDeF

見分けポイント

  • 返信期限の妥当性:本物は数日〜2 週間程度の余裕を設けます。24 時間や 6 時間など極端に短い期限は、判断を急がせる詐欺の手口
  • URL のドメイン:本物は主催企業の公式ドメイン(brand-name.co.jp のようなドメイン直下)です。詐欺は短縮 URL(bit.ly t.co)や見覚えのないドメインを使用
  • 緊急性の煽り方:本物は事務的に期限を伝えますが、詐欺は「失効します」「お早めに」と感情を煽ります

パターン 4:問い合わせ先

本物の例

ご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせください。

春の冷凍食品祭り 事務局 電話:03-1234-5678(平日 10:00〜17:00) メール:campaign-info@brand-name.co.jp

詐欺の例

ご不明な点はこの DM にご返信ください。

見分けポイント

  • 問い合わせ手段の多様性:本物は電話・メール・公式問い合わせフォームなど複数の経路を提供します
  • 連絡先の具体性:本物は事務局名・電話番号・受付時間・公式メールアドレスを明示します。詐欺は「この DM に返信」だけで、外部の確認手段がありません
  • 公式ドメインのメール:問い合わせ先のメールアドレスのドメインが、主催企業の公式ドメインと一致しているか確認

パターン 5:締めの挨拶

本物の例

このたびはご応募いただき、誠にありがとうございました。今後ともブランド名をどうぞよろしくお願い申し上げます。

株式会社ブランド名 春の冷凍食品祭り 事務局

詐欺の例

当選賞品のお受け取りをお楽しみに!🎁🎉

キャンペーン担当より

見分けポイント

  • 署名の具体性:本物は会社名・部署名・事務局名が記載されます。詐欺は「担当」「事務局」だけで実体が不明
  • 敬語と文体:本物は丁寧なビジネス敬語で統一されます。詐欺は文体が崩れたり、敬語の使い方が不自然だったりします

並べて見ると分かる本物の特徴

5 つのパターンを通じて、本物の当選 DM には次の共通項があります。

  1. キャンペーン名・応募日・賞品内容が具体的に書かれている
  2. 賞品発送に必要な情報のみを要求している
  3. 返信期限が常識的(数日〜2 週間)
  4. URL が主催企業の公式ドメイン
  5. 問い合わせ先(電話・メール)が複数明示されている
  6. 会社名・事務局名の署名がある
  7. 敬語と文体が一貫している

このうち 1 つでも欠けていたら、警戒レベルを上げてください。複数欠けていたら、ほぼ詐欺と判断して問題ありません。

2026 年に増えている新しい手口

詐欺の文面は年々巧妙になっています。最近特に目立つのが次の 3 つです。

1. 短縮 URL・偽ドメインで飛ばす

bit.ly などの短縮 URL や、公式そっくりの偽ドメイン(amazon-gift-jp.com〇〇campaign-info.net など)で本物を装います。リンクは長押し(PC はホバー)して展開先の実際のドメインを確認し、公式ドメイン(co.jp 直下など)でなければ開かないのが鉄則です。

2. LINE へ誘導して個別に詰める

「続きは LINE でご案内します」と公式アカウントを装った LINE に誘導し、トーク内で送料決済・本人確認をさせる手口です。DM から誘導された LINE は公式とは限りません。友だち追加後に決済・カード情報・本人確認書類を求められたら、その時点で離脱してください。

3. 本人確認・SMS 認証を悪用する

「本人確認のため」と称して、送られてきた認証コード(SMS の 6 桁など)を返信させる手口が増えています。これはあなたのアカウント乗っ取りに使われる典型パターンです。認証コードは誰にも教えない——正規の懸賞が応募者に認証コードの入力・返信を求めることはありません。

コピペで使える返信テンプレ

怪しい DM に対して、角を立てずに情報を渡さず確認する定型文です。状況に合わせて使ってください。

(本物か確認したいとき/返信を保留する)

ご連絡ありがとうございます。恐れ入りますが、公式サイトの問い合わせ窓口から改めて確認させていただきます。こちらでの個人情報の送信は控えさせてください。

(送料・決済を求められたとき)

賞品の送料は主催者様のご負担と認識しております。送料の先払いや決済が必要とのことでしたら、今回は辞退いたします。

(認証コード・本人確認書類を求められたとき)

認証コードや本人確認書類は、賞品の発送に必要な情報ではないと判断しますので、お送りできません。

返信すること自体が不安な場合は、返信せずブロックして構いません。正規の当選であれば、公式サイトの窓口から本人確認をすれば受け取れます。

通報の具体手順

「自分は引っかからなかった」で終わらせず、通報すると次の被害を防げます。

  1. X(旧 Twitter)で報告:偽アカウント/偽 DM は、該当プロフィールまたは DM の「…」メニュー →「報告(Report)」から、なりすまし・スパムとして報告できます。あわせて相手をブロックします。
  2. フィッシング(偽サイト・偽URL)を報告:偽の受け取りサイトに誘導された場合は、フィッシング対策協議会のフィッシング報告窓口へ URL を報告できます。
  3. 金銭・カード被害があった/不安なとき:警察庁のサイバー事案に関する相談窓口、または消費者ホットライン 188 に相談してください。カード情報を入力してしまった場合は、先にカード会社へ利用停止・再発行の連絡を。

それでも判断に迷ったら

DM 内の連絡先や URL は信用せず、必ず主催企業の公式 Web サイトから問い合わせ窓口にアクセスしてください。

  • 主催企業名で検索 → 公式サイトのトップへアクセス
  • 「お問い合わせ」や「カスタマーサポート」のページから連絡
  • 「◯月◯日に当選 DM を受け取りましたが本物でしょうか」と尋ねる

この一手間で、ほぼ全ての詐欺は弾けます。

懸賞手帖の方針

懸賞手帖では、掲載しているキャンペーンの主催者が公式かどうかを編集部で確認していますが、当選 DM の真偽は応募者自身で見極める必要があります。

迷ったら掲載元のキャンペーンページから公式 Web サイトに飛んで、問い合わせ窓口を確認してください。詳しくは 掲載方針免責事項 をご覧ください。

参考リソース(一次情報)


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この記事を書いた人

懸賞手帖編集部 編集部

応募のしやすさ・個人情報の軽さ・公式確認の 3 軸で懸賞情報を整理する編集部です。掲載前に公式情報源での確認を必ず行い、安心して応募できる情報をお届けします。

よくある質問

本物の当選 DM に共通する特徴はありますか?
主催企業名・キャンペーン名・応募日が具体的に明記されている、賞品発送に必要な情報だけを尋ねている、返信期限が常識的な範囲(数日〜2 週間程度)に設定されている、URL を含む場合は主催企業の公式ドメインである、の 4 点が共通しています。これらが揃っていれば本物の可能性が高いです。
詐欺 DM の判断に迷ったとき、最後の確認手段は何ですか?
主催企業の公式 Web サイトまたは公式 SNS アカウントに直接アクセスし、当選通知に関するお知らせ・問い合わせ窓口の電話番号を確認してください。応募者本人として問い合わせれば、本物の DM が送られたかどうか教えてもらえます。DM 内のリンクや電話番号は使わず、必ず別経路で確認するのが鉄則です。

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